ヨハネのブログー聖書の預言と希望

主に私たちの将来に希望を与える聖書の預言を説明しています

26人の殉教とその後日本に起きた災いとの関係-エホバ神の観点から国家の問題を解決していく

()秀吉によって行われた長崎での26人のクリスチャンの殉教とその結果


 スペインの漂着船サンフェリペ号の船員による秀吉から派遣された奉行に対する受け答えが秀吉に報告されました。


 そのために、秀吉の命令で京都や大坂にいたカトリックフランシスコ会の宣教者たちと修道士、また日本人信徒26人が長崎で処刑される結果になりました。


 彼らは京都や大阪で捕らえられて左の耳たぶが切り落とされ、市内を引き回されました。その上、厳冬の中を大阪を出発してなんと長崎までの長期距離を歩いていくことを強制されました。道中で、それを見物した日本人はキリスト教に改宗することに対して怖れを持たされたことでしよう。


 そして、彼らは長崎の丘の上で、槍で突き刺されて処刑されました。彼らは、道中でひとりでも死んだとは記録されていないので、道中、互いに世話をして、信仰の点で励ましあったのではないかと思います。実際、彼らを世話したクリスチャンたちも、処刑される結果になっています。彼らは互いへの真の愛も実証していました。


 スペイン政府はマニラで事件を徹底的に調査したようです。船長はスペイン政府に報告書を作成して提出したようです。また、事情を知っている宣教師がスペイン政府に事情を説明する文書を作成したようです。


 それで、日本で起きたことは詳細に報告されたので、事情を聞いた信徒が神に祈りをしたであろうことは容易に想像できます。


 そのため、スペイン使節がマニラから秀吉の元へ送られ、漂着した船の積荷の返還と宣教師たち二十六人の遺体の引渡しが求めました。しかし、引き渡しは行われなかったということです 。それで、秀吉は、キリスト教徒に対する迫害に対する反省や後悔はみじんも見せませんでした。



 当時、スペインで徹底的な調査が行われた時に、日本を武力制圧しようかという話もあったそうですが、日本にとっては幸いなことにスペインもイタリアもそうはしませんでした。


  その時、イタリアやスペインのカトリックは日本に復しゅうはしませんでした。しかし、聖書には、「わたしの愛する者たち・・・神の憤りに道を譲りなさい。こう書いてあるからです。『復しゅうはわたしのもの,わたしが返報する,とエホバは言われる』」(ローマ12:19)

 

 

 そして、事態の進展は、この言葉通りになったことを示しているのではないかと思います。


 クリスチャンの殉教の何百年もの後に、エホバ神が復しゅうされるということはあり得ると思います。それで、ひょっとして、日本が第二次世界大戦の時に、全土で空爆を受けたことや二度の原爆投下を受けたことは、この時日本政府が犯した罪に対する罰が生じたのかもしれません。



0Hiroshima after atomic bomb
原爆投下後の広島
豊臣秀吉の時の殉教から始めて日本政府のキリスト教徒に対する迫害と流血が続いたため日本に惨禍が起きることが神に許されたのではないか




 それは、聖書に書いてあることではありませんから、断定はできません。もちろん、わたしは核兵器とその使用には基本反対です。 核兵器は良い人も悪い人も無差別に人の命を奪い、環境と健康を長期間にわたって害する武器だからです。



 とにかく言えることは、第二次世界大戦当時、日本は、とりわけ神の目に偶像崇拝である神道を推進しており、エホバ神から保護をしていただける立場にありませんでした。そして、残念ながら、今日もそうした状況であるかもしれません。


(2)エホバ神は天的な希望のクリスチャンの血を流す政権や国家を滅ぼされる


 

聖書には、「もしだれかが神の神殿を滅ぼすなら、神はその人を滅ぼされます。・・・あなた方はその神殿なのです。」とあります。(コリント第一3:17)それで、神の神殿、すなわち、天的な希望を持つクリスチャンの命を奪うなら、神はその復しゅうのためにその殺人者や殺人者の国家を滅ぼすことになります。

 

 

 


神の子イエスを殺害したために・・・

 


西暦70年にエルサレムはローマ軍によって滅ぼされてエホバ神の復しゅうが行われた
 

 

 

 

 もちろん、エホバ神にとって信仰のない人の命も大切です。(創世記9:5,6)しかしながら、エホバ神はご自分に信仰を抱いて「呼び求める」人を重視されます。(ガラテア6:10。ローマ10:13)そのために、信仰の人々の願いや命をご自分に対して信仰を持たないで邪悪なことを行う人々の願いや命よりも優先されます。(箴言21:18。イザヤ43:3,4)


 さらに、信仰を持つ人々の中でも、地上における語の神の子という立場にあるご自分に「忠節な」神殿級のクリスチャンを重要視されます。(ガラテア3:26-29。詩編116:15)



 実際、大いなるバビロンの南の王が滅ぼされることになるのも、天的な希望を持つ「聖なる者たち」の命を奪うという理由であると聖書は説明しています。(啓示17:6)


  しかしながら、日本は、豊臣秀吉の時に、クリスチャンたちを迫害してその命を奪っています。それらのクリスチャンの中に、天的希望を持つ「聖なる者たち」も含まれていたかもしれません。すると、エホバ神は、豊臣秀吉の政権が滅ぼされるようにされましたが、日本という国を終わらせようと考えられないでしょうか。

 

 



0Toyotomi_Hideyoshi
当時の豊臣秀吉による迫害その後の徳川幕府の迫害のためにエホバ神は日本をどのようにご覧になっているだろうか




 豊臣秀吉が殺害したクリスチャンたちは、とりわけ日本のキリスト教信者の中核になっていくであろうグループだったので、実際に豊臣家は、いったん天下をとったにもかかわらずまもなく滅ぼされてしまいました。



  豊臣政権を徳川幕府が受け継ぐことになり、そして、日本では天皇制となりました。歴代の天皇はある程度、キリスト教の神に敬意を払いました。でも、神道はやはり、クリスチャンたちを迫害して死者が出ました。しかし、太平洋戦争以降、ある程度、昭和天皇キリスト教の神の前にへりくだったので、ある程度、日本は平和を享受して存続しています。



 日本が戦後、流血を避けたのはエホバ神の目に良いことだったと思います。しかしながら、日本がキリスト教を軽んじて、偶像崇拝に進み神話を重んじ偶像崇拝を推進して戦前の天皇制を復活させようとしているのであれば、やはり、エホバ神は、日本に大変な災いを起こることを許されるのではないでしょうか。


 今の政府のトップや天皇がしておられることを見てみるとわたしは今後、日本にどんな災いが起きるのをエホバ神が許されてもおかしくはないかもしれないと考えています。



 わたしは日本政府がエホバ神に敬意を払わず、神道や仏教だけを優遇して、偶像崇拝を推進していき、これ以上、日本に大変な参事が起きないように希望しています。

 

  

(3)神は流血を次の世代の国民に問われて国家に災難が起きる場合がある-日本でのクリスチャンの殉教とその結果


 わたしは諸国家も含めてわたしたちに起きることは、まず第一にエホバ神との関係が大きく原因していると思います。それで、まずエホバ神との関係を改善するようにするのが効果的だと思います。自分たちが、エホバに祈りを聞いていただき保護していただける立場に立つようにすることが重要だと考えます。


 なぜなら、ダビデの時代に三年間イスラエルに飢饉が起きたことがありました。ダビデは、エホバに問い尋ねたところ、エホバ神は、先代のサウル王がイスラエルで神の崇拝の奉仕者となっていたキベオン人を殺害するという流血の問題があったということを言われました。その問題がそのままにされていたのでした。(サムエル第二21:1-2)


0david's prayer1
ダビデは国家の飢きんの問題でエホバ神に解決を仰いだ

0gibeonites
イスラエルの時代の初期にキベオン人は神の奉仕者となっていた

0saul bloodshed
ダビデは罪がなかったが先代のサウル王のギベオン人に対する流血の罪がエホバの是認を妨げていた
ダビデは対策を取り神への祈りが聞かれるようになった



 それで、ダビデとその時代のイスラエル人は直接流血を行ってはいなかったのですが、先祖の流血の罪のためにダビデの時代のイスラエル人に災いが起きていました。ダビデは、ギベオンにその問題について尋ねて言われる通りの対策を講じ、エホバ神はイスラエル人の祈りを聞かれるようになったということです。(サムエル第二21:3-6,14)



 ですから、とりわけ、ご自分の崇拝者に対する流血の問題に関しては、エホバ神は敏感で、その問題が解決しないのであれば、後代に至るまでその責任を問われること、その関係者や子孫に災いが起きるようにされる場合があることが分かります。


 それで、秀吉はその二十六人の殉教が起きた次の年に死にました。それは、秀吉が天下統一を行って、自分の権力に酔いしれ、朝鮮や中国の明に2度目の遠征を行った次の年でした。2度目の遠征の出発時に、秀吉は長崎でキリスト教徒を処刑するように部下に命令していったのです。



0toyotomi hideyoshi military man
有能な軍人豊臣秀吉キリスト教徒の殺害を命令してそれが実行された次の年に病死した






 秀吉が死んだのは、事情を聞き及んだスペインとイタリアの信仰の人々が祈ったからではないかと思います。しかし、日本ではその罪がそのまま放置され続け、さらに、その後も日本の政府によりキリスト教徒に対する迫害によって、キリスト教徒の命が奪われることが続きました。


 それで、日本は、エホバ神から不興を買っており、日本は神道と仏教だけを重んじて、エホバの崇拝を重んじなかったので、日本人は、真の神から離れていきました。さらに、明治時代以降も神の目に悪い流血を行い続けたのではないかと思います。


 それで、神道と仏教が日本を支配し続け日本ではキリスト教徒が増加しませんでした。そしてその後、日本は太平洋戦争の空爆や原爆投下、また、その後の自然災害などの災いを経験し続けているのではないかと思います。


 それで、国家に問題が起きる時に、エホバ神の観点を中心にして解決していくのが、一番、直接的で効果があるのではないかと思います。


 わたしは最近安倍首相がバチカンを訪問して、敬意を払ったということをお聞きしました。それは良いことだったと思います。そうであれば、その他の神の律法に従う努力を払っているエホバの証人やその他のキリスト教のグループにも平等に敬意を払うのが妥当であるのではないかと思います。



 また、神道や仏教を公に優遇するだけでなく、キリスト教のグループの便宜も図ってほしいと思います。


 過去の江戸時代、またそれ以降の日本政府のキリスト教徒に対する迫害は秀吉によって行われた迫害だけではありません。また、今後、取りあげたいと思います。