ヨハネのブログー聖書の預言と希望

主に私たちの将来に希望を与える聖書の預言を説明しています

金正恩委員長に方向転換のお勧めと信仰を持つ方々にお祈りのお願い

  先日、北朝鮮金正恩委員長に収容所に収容されているクリスチャンの開放をお願い致しました。金正恩委員長はさほど、聖書の神の実在について強い確信をお持ちでないと思います。それで、ネットで見いだされる情報と聖書から付加的な情報をお知らせします。


(1)アイスランドの忠実さの例に関する補足 


  聖書の神エホバが歴史を通して実在しておられて、国家の忠実さに助けを与える例としてアイスランドが経済危機を乗り切った例を挙げました。


 しかしながら、先回記事を投稿した時点では気づいていないことがありました。アイスランドの首相は2009年より2013年まで、ちょうど金融危機の時は、同性愛結婚をしていた女性首相であったようです。 


 聖書は同性愛をクリスチャンに認めていません。(ローマ1:26,27)そのアイスランドの首相は教会員ではなかったのかもしれません。それはまだ現在、確認できていません。わたしはこのことについて付け加えたいと思います。


 確かに、アイスランドがレズの首相を選んだのですから、アイスランド国民が聖書の正しい基準から離れていると言えました。また、聖書の神にとってアイランドの政治のトップが神や聖書に忠実かどうかは神にとって重要なことです。


 アイスランドでは、結婚しないで、子供を作ること、すなわち淫行が国民の間ではびこっているとのことです。それで、全体的に聖書の神に対する信仰や聖書の原則に対する忠実を投げ捨てるようであれば、やはり、アイスランドに神の是認と助けと祝福は徐々に失われていくと思います。


 でも、今のところ、アイスランドEUに加わっておらず、戦闘や流血に参加することを避けています。戦争をしないで、平和を守るということについては国民全体で誇りと安心感を抱いています。また、現在の首相は同性愛者ではありません。


 しまた、アイスランドは、聖書に基づいて軍隊を持たず平和と中立の立場をとってきた期間も長いです。そのために、アイスランドは今でも、聖書の原則に対して忠実であったために、そのための神の助けと祝福を今でも刈り取っているのではないかと思います。


 しかし、アイスランドの国民全体が聖書の神への忠実を投げ捨てていくようであれば、エホバ神はアイスランド国難が臨むようにされる可能性があります。今からアイスランドがどうしていくかを見ていく必要があります。



(2)北朝鮮の収容所で行われている拷問 


  また、先回、北朝鮮政治犯収容所で行われている拷問に関してネットで見た情報をお知らせします。金正恩委員長はご存じないということもあるかもしれません。


 「保衛部は逮捕した信者を眠らせず、5日間ぶっ通しで暴力を振るいます。そうすれば、やっていないことでもやったと答えてしまうのです。5人がかりで丸太で殴られるのですから。目撃した人の話では、冷凍拷問というのがあるそうです。服を全部脱がせて冷凍室に閉じ込めるというものですが、ほとんどの人が低体温症で死んでしまうそうです。鉄格子に手を縛り付けて、足が地面につかないようにして放置するという拷問もあります。ろくに食事も与えずに暴力を振るい続ければ、数日で死んでしまいます。」


https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20170422-00070184/ 



 もし、上記のような拷問が、北朝鮮の人々が単に聖書に対する信仰を持つために行われているというのであれば、とりわけそれは問題だと思います。

https://youtu.be/1y0yhV6IT7o

 





(3)わたしたちと世の罪を許す根拠となるキリストの贖いの犠牲 


 また、ひょっとして金正恩委員長はご自分と北朝鮮の国民の罪は大きすぎて、エホバ神が許しくださるか確信が持てないと思っておられるかもしれません。しかし、エホバ神はわたしたちの罪を許す根拠としてキリストの贖いの犠牲を備えてくださいました。


  エホバ神は、わたしたちの罪のための罰を罪のなかったイエス・キリストの上にもたらされました。イエスはわたしたちの罪のための罰を代わりに負ってくださいます。(イザヤ53:4,5)


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私たちの罪の身代わりとして罪のないイエス・キリストが苦しみの死を経験し神に贖いの犠牲を捧げてくださった





 そのために、どんなに重大な罪であっても、エホバ神のみ前に身を低くして、キリストの贖いの犠牲に基づいて罪の許しをお願いするならば、エホバ神は罪を許してくださいます。(ヨハネ第一2:1,2)


 そして、罪の許しをお願いしたなら、再び同じような罪を犯さないように懸命な努力が必要です。



(4)捕虜をとても残酷に扱った古代アッシリアとその首都ニネベの人々


 エホバ神は、わたしたちが正しい生き方をしようとする努力に答え応じてくださる方です。昔流血の国家アッシリアが中東に存在していました。アッシリアは本質的に軍事強国で、とても残酷な国民で大量の人間を殺害していました。


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古代アッシリアは捕虜をとても残酷に扱う異教の神を崇拝する軍事強国だった





 古代アッシリアに関する歴史的な彫り物は、アッシリアの恐るべき残忍さと強欲さを示しています。アッシリア帝王の一人,アシュルナシルパルは反逆した幾つかの都市に科した処罰を次のように説明しています。 



 「わたしは彼の都市の城門の前に,それよりも高い柱を建て,反乱を起こした首領らすべての皮をはぎ,彼らの皮でその柱を覆った。ある者らをわたしはその柱の中に封じ込め,ある者らを柱の上で杭に突き刺した。……また,わたしは役人ども,反逆した王室の役人どもの手足を切断した。……わたしはある者たちの手や指を切り取り,ほかの者たちの鼻や耳や指(?)を切り落とし,多くの者の目をえぐり出した。



 わたしは生きた者どもで一本の柱を,頭でもう一本の柱を作り,彼らの頭を都の周りの柱(木の幹)に縛り付けた。彼らの若者たちや乙女らをわたしは火の中で焼いた。……二十人の男をわたしは生け捕りにして,彼の王宮の壁に埋め込んだ。」―「アッシリアバビロニアの古代の記録」,D・D・ラッケンビル著,1926年,第1巻,145,147,153,162ページ。 



浮き彫りにはしばしば,鼻や唇に刺し通した鉤に綱を付けて引かれて行く捕虜や,槍の先で目をえぐり出されている捕虜の姿が描かれています。このように,アッシリア人の戦いには極端に残虐な仕方で敵を責めさいなむという特徴がありました。彼らはそうすることを誇りとし,それを念入りに記録しました。




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アッシリアは諸国を侵略略奪する軍事強国で捕虜を残酷に扱った




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Assyrian soldier, using a dagger, about to behead a prisoner from the city of Lachish. 
Detail of a wall relief dating back to the reign of Sennacherib, 700–692 BC. From Nineveh, Iraq, 
currently housed in the British Museum


  その残忍さが知られていたことは,彼らにとって軍事上有利に働き,彼らは攻撃をする際にその進路にいた人々の心に恐怖の念を吹き込み,抵抗力をくじきました。



 (5)エホバ神は残虐な行いを容認されず隣人を自分自身のように愛するよう求めておられる



  しかし、エホバ神はそうした残虐な行いを容認されない方でした。聖書の中でエホバ神はそうした行いを非としていることを表明されています。


 ローマ書には、「あらゆる不義・邪悪・強欲・悪に満たされ,ねたみ・殺人・闘争・欺まん・悪念に満ち,・・・神を憎む者で,不遜,ごう慢,またうぬぼれが強く,有害な事柄を考え出す者・・・自然の情愛を持たず,憐れみのない者」であることを非としていて、「こうした事を習わしにする者は死に価する」と述べられています。(ローマ1:29-32)


    聖書の神エホバは人間を創造してくださった方ですから、ご自分の像に創造された人間が互いに愛し合って親切にするよう求められています。(ガラテア5:14)



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エホバ神は人間が互いを自分自身のように愛することを求めておられる



(6)ニネベに滅びを宣べ伝えた預言者ヨナ



 預言者ヨナがニネベに対して滅びを宣べ伝えたのは、西暦前九世紀後半ごろと考えられています。



 

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預言者ヨナの神による裁きの音信を聞いてニネベの人々は悔い改めた





    ヨナの宣べ伝えたことを聞いたニネベの王は、国民に呼びかけてこう言いました。「人も家畜も粗布で身を覆うように。力をこめて神に呼ばわり,各自自分の悪の道から,その手の暴虐から引き返すように。まことの神が翻ってまさに悔やまれ,その燃える怒りから離れて,我々が滅びないようにしてくださることはないとだれが知っているだろうか」(ヨナ3:8,9) 




(7)古代ニネベ遺跡がある現在のイラクの都市モースル



  昔のニネベは今のイラクのモースルMosul
という都市の川をはさんだ対岸の丘に遺跡があることが有名です。イラクのモースルとはアッシリア語やクルド語でニネベを意味しています。


(モスル, 英語:  Mosūl クルド語MusilまたはNinevehアッシリア語ܢܝܢܘܐ, 'Ninewa')


  イラク北部の都市モースルはイスラムスンニ派が多いのですが、モースルは、ネストリウス派キリスト教徒の歴史的な中心地です。現代の都市モースルのティグリス川の東岸の丘クユンジクもしくは、ネビユナス(預言者ヨナの意)に古代のアッシリアの首都ニネベがありました。そこには、ヨナやナホムを含む数名の旧約聖書預言者たちの墓があるとされています。


 現在でも、モースルではネストリウス派キリスト教徒アッシリア人主要な少数民族となっています。


  
モースルのクユンジクの丘には、アッシリアの王セナケリブの宮殿の跡地があります。アッシリアの王セナケリブの名は聖書の3つの書歴代第二と列王第二とイザヤ書に全部で13回出てきます。セナケリブはユダのヒゼキヤ王の時に、エルサレムを脅かしましたが、み使いによって兵士が全滅してニネベに逃げ帰って暗殺された王として有名です。(イザヤ37:36-38) 



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ニネヴェで発見されたセンナケリブ石灰岩の石碑。トルコイスタンブル考古学博物館
セナケリブの軍勢185000人がみ使いにより一晩で殺されセナケリブがニネベに逃げかえったことで有名




 モースルの人口は1987年の66万あまりから2002年には、174万弱まで激増しました。20146月以降の過激組織ISILによる統治とその後の2017年にかけてのモースル奪還作戦の戦闘によってモースル市街は荒廃し、復興は遅れています。

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Dair Mar Elia south of Mosul, Iraq's oldest monastery of the Assyrian Church of the East, dating from the 6th century. 
Dair Mar Elia (Syriacܕܝܪܐ ܕܡܪܝ ܐܝܠܝܐArabicدير مار إيليا), also known as Saint Elijah's Monastery, was a Christian monastery  just south of Mosul, in the Nineveh GovernorateIraq.
It was founded in the late 6th century,  It belonged to the 
Church of the East, an ancient branch of Eastern Christianity, and then to the Chaldean Catholic Church. and its monks were massacred by Persian forces. damaged during the invasion of Iraq in 2003, and was later demolished by the Islamic State of Iraq and the Levant (ISIL) in 2014.

モスルの南にある西暦前6世紀の東方正教会エリヤのための男子修道院だったが2014年にISILに破壊された





 


 昔、ニネベの王がエホバのみ前に身を低くして、暴虐と悪を行うことをやめて、生き方を変えるよう自分も努力し、国民にも呼びかけました。すると、エホバ神は最初はニネベをすぐに滅ぼすお考えだったのですが、ニネベの人々が悪と暴虐を改めたのを見て、予告された滅びを彼らに臨ませるのをやめられました。(ヨナ 3:2‐6)



 当時のアッシリアの王はアダド・ニラリ3世だったのかもしれないと考える人もいます。そして、歴史の記録によれば,アダド・ニラリ3世の後の王たち、すべてアダド・ニラリ3世の子であるシャルマネセル4世,アシュル・ダン3世,およびアシュル・ニラリ5世が支配した時期は,アッシリアの侵略的活動はあまり行われていませんでした。


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ヨナの言うことを聞いてへりくだったのかもしれないアッシリアのアダドニラリ3世





 ですから、アダド・ニラリ3世の父親とその子供たちの王たちの世代にアッシリアは、エホバ神に幾らか考慮を払ったのかもしれません。

(8)西暦前7世紀頃預言者ナホムはニネベに再び裁きの音信を伝えた


 しかし、後になって預言者ナホムが再び、アッシリアの流血に対して厳しく非難しました。それは西暦前七世紀ころと考えられています。
アッシリアの首都ニネベはナホムにより,「自分の穴」を「かき裂いた動物」の獲物で満たしている「ライオンのねぐら」,および「流血の都市」として描写されています。ナホムはエホバがニネベを攻めると預言しました。(ナホム2:11,12; 3:1)


0nahum
ヨナが宣べ伝えてから200年余り経ってナホムがニネベに再び裁きの音信を伝えた



 アッシリアは再び残虐な悪の道に戻ってしまいました。それで、ナホムがニネベに裁きを宣明してしばらくしてからアッシリアはバビロンとメディアによって滅ぼされてしまいました。ヨナの時代から200年以上経ってからです。 




バビロニア年代記は,バビロンの王ナボポラッサルとメディア人キャクサレスとの連合軍による攻囲の後にアッシリアの首都ニネベが陥落したことを詳述しています。「その都を彼らは廃丘や(がれきの)山にした」と記されています。(「古代近東テキスト」,J・B・プリッチャード編,1974年,305ページ)こうして,残忍なアッシリア帝国は終わりを迎えました。



0Cylinder_of_Nabopolassar_from_Babylon

 

Osama Shukir Muhammed Amin FRCP(Glasg)
バビロンの王ナボポラッサルの円筒印象


 

 それで、エホバ神は、私たちがどのような生き方をするかをご覧になっておられます。ご自分の言葉に対してどのような態度をとるかをご覧になります。もし、ご自分の言葉に従って悪い生き方から離れるなら、ご自分が預言者に宣言させた滅びの警告でさえ撤回されるのです。


 金正恩委員長は北朝鮮をその支配下に置かれています。ですから、金正恩委員長が先頭に立って北朝鮮の人々が生き方を変えて、エホバに敬意を払い、収容所から神に信仰を持つ人々を開放し、暴虐と悪の道から離れるならば、エホバは金正恩委員長を尊重されると思います。


 それで、エホバ神に敬意を払い、エホバの崇拝者たちに親切に扱うようにお願い致します。


 さらに、この記事をご覧になった聖書の神エホバに信仰を持つ方々に北朝鮮の収容所に捕らわれているクリスチャンたちが解放されて自由に神を崇拝できるようにお祈りをお願い致します。


 わたしヨハネだけでなくできるだけ大勢の信仰を持つ方々が祈ることによってエホバ神に祈りを聞いていただける可能性は高くなると思います。よろしくお願い致します。