ヨハネのブログー聖書の預言と希望

主に私たちの将来に希望を与える聖書の預言を説明しています

霊媒の言葉に欺かれることなく死とそこからの救いを差し伸べる聖書の真理に希望を置きましょう

【目次】
(1)アイルランド出身の霊媒ジェラルディン・カミンズ (1890–1969)
(2) シルバーバーチの霊訓のモーリス・バーバネル(1902年 - 1981年)
(3)聖書は地球外の物質の体の宇宙人の存在は教えていないが霊媒はUFOを唱道する

(4)シェア・インターナショナル財団(Share International Foundation)
(5)スコットランドのフィーンドボーン共同体
(6)20世紀半ばの英国では魔女宗教復活運動が再興した

(7)死は無存在であるという真理とエホバ神はわたしたちを死から救い出すという聖書の真理を受け入れましょう

 

 

 

 

 今回は、英国にどのような霊媒が存在しているか、霊界からの音信はどのようなことを主張しているか、英国がどのような霊的な状態にあるために、今回のコロナ禍が生じているかを説明したいと思います。

 

 そして、英国人は、エホバ神の是認を得て、コロナ禍を避けるため何をしなければならないのかを説明いたします。

 

 

(1)アイルランド出身の霊媒ジェラルディン・カミンズ (1890–1969)

 

カミンズは、アイルランドの小説家で、彼女は、自動書記能力を発揮して、主にイエス使徒パウロの生活についての霊界からの音信を受け取り、筆記しました。カミンズのイエスに関する霊界通信は、日本では「霊界通信ーイエスの少年時代」という本にまとめられています。


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Author Kadumago

 

アイルランド霊媒カミンズの伝えたイエス・キリスト関連のメッセージは聖書と調和していなかった




 この書籍では少年イエス霊媒ヘリから信仰治療の方法を学んだことになっています。エスは、ご自分の力を他の人間から与えられたという記録は聖書にはありません。イエスは、まず人間として地上に産まれる前に、天で父なる神と一緒におられ、栄光を受ける立場にあったことが聖書に書かれています。



 聖書の中に既に書かれていることに調和しない音信を付け加えるのは、悪霊からの音信です。聖書は、イエスが神のもとから肉体で来られたことを認めないならば、神からの霊感を受けていないと述べています。(ヨハネ第一4:1-3)


  エスはすでに十二歳の時に、ヨセフとマリアに、エルサレムを「自分の父の家」と述べておられます。(ルカ2:49)ですから、その時にすでにはっきりと人間として生まれる前の知識と自覚を持っておられました。 



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神に是認されるためにはイエスが産まれる前に天におられた神の子であることを認める必要がある
カミンズはイエスを単なる信仰治療をする霊能者として描いた






 また、この本は、人間は肉体の前に霊そのもので、永遠に生き続けると描写しています。そもそも人間が永遠に生き続けるのであれば、イエスが神から遣わされて地上に来て人間の身代わりになる必要はありませんでした。聖書は人間に永遠に生き続ける霊的な部分があるとは述べていません。


 両人が罪を犯したのに、土の塵にもどっても、霊が生き続けるという希望を差し伸べるのはおかしいことです。罪を犯したので、ふたりに与えられた罰はシンプルに死んで無存在になるということでした。


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アダムとエバは罪を犯したのでシンプルに死んで存在しなくなるという報いを受けた
アダムとエバに永遠に生きる霊的な部分は与えられていなかった






 ふたりが神の命令に忠実に従順に従ったら、その報いとして、永遠に生き続けるという見込みを差し伸べられたと考えられます。しかし、彼らは不従順だったので、シンプルに死んで、土の塵に戻り存在しなくなりました。(創世記3:19)



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アダムは無存在から創造され死後も生き残る霊的な部分が与えられたわけではない





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アダムは土の塵から創造されたので罪を犯して土の塵に帰った


 

 

(2) シルバーバーチの霊訓のモーリス・バーバネル(1902年 - 1981年)

   モーリスバーバネル(Maurice Barbanell)は、イギリスの心霊主義専門新聞『サイキック・ニュース』の編集者です。シルバーバーチという未知の上位者の霊によるメッセージである『シルバーバーチの霊訓』を筆記しました。(1938年)

   シルバーバーチの霊訓には、多くの他の霊界からの音信と同じく、死は肉体という名の牢獄から霊を解放するだけであり、喜ばしいものであると教えています。また、輪廻転生が説かれています。


 この音信は、アダムの死が、彼の罪の罰であり、決して望ましいとは言えないとする聖書の教えと調和しません。また、聖書は霊が輪廻転生するとも教えていません。このシルバーバーチの霊訓は、聖書の真の教えと相反しています。もし、人の死が望ましいものであれば、人は神の怒りを買って死ぬことは恐れなくなります。


 また、霊界には、さまざまなレベルの霊者団が存在していて、
霊団をとりまとめている指揮官はナザレのイエスだと教えています。悪霊は霊界での事実を知っているので、聖書の真理を少しだけ入れて、クリスチャンがこの教えに注意を向けるようにさせています。


 しかし、聖書と調和しない音信は、「人を惑わす霊感のことばや悪霊の教え」と言う事ができます。(テモテ第一4:1,2)それは、悪魔サタンと悪霊が人間を欺くための偽りの音信が含まれています。悪魔サタンは、聖書の真理を人々が信じないように真理が輝かないようにしています。



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0satan deceives the world
悪霊たちは死後の霊の存在を教える聖書と調和しない音信を伝えて人々の聖書に対する信仰を弱めている






 

(3)聖書は地球外の物質の体の宇宙人の存在は教えていないが霊媒はUFOを唱道する


 UFO宗教は、アメリカ 、カナダフランスイギリス日本のような国で最初に発展しました。

 

 英国で、1955年にイギリスのジョージ・キング(1919年 -1997年)は、3500歳の異星人エーテリウスとテレパシーで交信したとして、UFO信仰の宗教エーテリウス協会を設立しました。ジョージ・キングは、ヨーガによる瞑想状態の中で宇宙人と交信するという新形式のコンタクト法を生み出し、これはやがて「チャネリング」と呼ばれるようになりました。

 エーテリウスは「天使のような存在」であり、「キリストやブッダなど過去の宗教家は異星人だった」ともいわれます。聖書は、霊者が存在することを認めています。しかし、イエスは異星人だったのではなく、天の霊界で、エホバ神の非常に長い期間交わってこられた、エホバ神の長男のような方でした。

 ジョージ・キングは、ヨガの実践、 スピリチュアルヒーリング 、マントラなどのツールを用い活動していました。

 1956年と1957年に、一般の聴衆の前で行われたいくつかの メッセージ伝達で、空飛ぶ円盤が活動する日程と場所を予測しました。サンデー・タイムズデイリー・テレグラフなどの新聞は、これらの「メッセージ」で予測された日付と場所と一致する目撃情報を報告しました。

 UFOのことが信頼される新聞に扱われるほど、英国ではUFO信仰が普及しています。




(4)シェア・インターナショナル財団(Share International Foundation)


 シェア・インターナショナル財団は、イギリス人の神秘思想家のベンジャミン・クレーム(1922年 - 2016年)が設立した団体です。クレームは1959年に「至高のマスター」からテレパシーでメッセージを受けとったと主張しました。


 クレームが受け取った音信とは、人類は転生(生まれ変わり)を繰り返して神性に向かって霊的に進化し、最終的に「宇宙意識」に還るということです。


 聖書はわたしたち人間に霊的な部分がり、私たち人間が、神に向かって霊的に進化するというようなことが起きているとは述べていません。


 聖書は、人間がこの地上で永遠に人間として永遠に生きる希望がありましたが、アダムの罪のために、地上での永遠の命を失ったことを明らかにしています。ですから、人類が経験しているのは、老化と病気と最後には死に至るという残念な過程だけです。(ローマ 5:12)




0adam and eve died
人類が経験しているのは神から独立して年を取り最後には死ぬという残念な過程であり人類は自動的に神に向かって進化してはいない




 アダムとエバは、善悪の知識の木の実を食べる時だけ、死ぬことになっていました。(創世記2:17)そうしなければ生き続けることができたのです。聖書は、永遠に生きておられる神が存在され、人間が神を崇拝しつつこの地上の楽園で生きることが最初に差し伸べられた希望であったことを述べています。


 アダムとその子孫は罪に陥りました。それで、神は、人類を罪から救い出すためにイエスの贖いの犠牲を備えてくださいました。至高のマスターからの音信は、キリストの贖いによる救いを度外視しています。



 このイエスの贖いなくしては、人間は、自動的に霊的に神に向かって進化することはありません。至高のマスターからの音信は、悪魔サタンの、神に禁じられた実を食べれば、神のようになって目が開けると述べられた音信と調和しています。(創世記3:4,5)神の言葉とは調和していません。



 人間はあくまで、エホバ神に従順であって初めて霊的に進歩していけます。神を度外視して人間が自動的に霊的に進歩することはあり得ません。人間は、創造者なる神から独立しては、あるいは悪霊に頼っては、霊的に進歩していくことはできません。

 ですから、至高のマスターに頼っては、将来の救いを得ることはできません。


 

 

 (5)スコットランドのフィーンドボーン共同体


 チャネリングとは、高次の霊的存在なる宇宙人・死者などの超越的存在との交信による情報の伝達を意味します。アメリカで1980年代に隆盛した「ニューエイジ運動」の中で使われるようになった名称です


 米国ではロバートとジェーンの夫婦が、1963年の暮れから、ウィジャボード(西洋の占い板で、コックリ板のようなもの)を使った実験を始めました。そのうちに、ウィジャボードは、「セス」と名乗る人格存在からメッセージが送られてくるようになり、ほどなくして、ジェーンが、トランス状態になり、セスに代わって話をするようになりました。


 チャネリングを行う人をchannelerと呼びます「チャネル」「チャネラー」は従来の表現で言えばトランス状態となって交信する存在からのメッセージを受け取る霊媒と同じです。 


 
1960年代初めには、神の声を聴いたというキャディ家の人々とチャネルたちが、スコットランド北部フィンドホーンに共同体フィンドホーン・サークル(現フィンドホーン財団)を設立しました。


 このフィンドホーンの共同体は、ピーターとアイリーンという不倫の関係によって結婚した夫婦が中心となっていました。しかし、聖書は一切、不倫や姦淫を認めていないので、まことの神が不倫によって結婚した夫婦を中心とした共同体にメッセージを伝えることはしません。


 また、この共同体は、彼らがデーヴァと呼ぶ天使、自然界の力や存在たちとのコミュニケーションを取ります。細かい農作業の時期なども内なる声による指示があり、やせた土地で豊かな収穫を得たということです。


 しかし、このデーヴァと 呼ぶ天使からの音信にたとえ役立つことが含まれていても、デーヴァはエホバ神ではないので、わたしたち人間は決して救いには導かれません。


 申命記の中にも、「預言者または夢見る者があなたの中に起こってしるしや異兆を見せ,『あなたの知らなかったほかの神々に従って歩み,それに仕えよう』と言って示したしるしや異兆がそのとおり真実になったとしても,あなたはその預言者の言葉にもその夢を見た者にも聴き従ってはならない。」と言われています。(申命記13:1-3)


 
ですから、エホバ神以外の「ほかの神々」からの音信にたとえ役立つ音信が含まれていても、その言葉が実現したとしても、エホバ神以外の神に聞き従うべきではありません。このデーヴァは聖書の神エホバ神と異なるのですから、明らかに悪霊です。


 そして、エホバ神は、「わたしが―わたしがエホバであり,わたしのほかに救う者はいない」と言われています。(イザヤ43:11)エホバ神以外の神によっては、わたしたちは救いは得られません。



    エホバ神に忠実な天使は、聖書と調和しない音信を、聖書から離れて伝えることはしません。悪霊からメッセージを受けても、真理に導かれません。欺かれて偽りを信じさせられるだけです。わたしたちは悪霊からの偽りのメッセージに誤導されないようにすることは重要なことです。



 フィンドホーンの共同体は、ニューエイジの最初の原動力であり、現在も何百人ものメンバーがいるそうです。彼らは、財団として英国に公に認められています。ですから、悪霊の霊感を受けた音信から、英国の人々がさまざまな形で惑わされていることが分かります。啓示の書は悪魔サタンを、「人の住む全地を惑わしている者」と述べています。(啓示12:9)


(6)20世紀半ばの英国では魔女宗教復活運動が再興した


 20世紀半ば、ようやく魔女禁止令が廃止された英国で、ジェラルド・ガードナーという人物が行った魔女宗教復活運動によって「ウィッチクラフト」や「ウィッカ」という言葉が一般に浸透し、従来教会で忌み嫌われていた魔女や魔法を伴う異教が再興してきました。

 ウィッカでは、白魔術を行う人を「白魔女」と呼びます。しかし、聖書は白魔術、黒魔術にかかわらず、心霊術や魔法や霊媒を禁じています。



 こうして調べてみると、英国では、非常に有名な人々によって心霊術や交流会が支持され、UFOなどに関係した悪霊たちが神として崇拝されてきました。ある人々は、創造者なるまことの神ではないとはっきり分かっていて、他の神々、すなわち悪霊に憑き従っているように見えます。

(7)死は無存在であるという真理とエホバ神はわたしたちを死から救い出すという聖書の真理を受け入れましょう

 

 


 聖書そのものは、人が罪のために死ぬと土の塵に帰ると述べています。(創世記3:19)ですから、いわゆる死者の世界からの音信は、死者からのものではありません。


 
それは、聖書の神エホバにノアの時代に不従順になった悪霊たちからのものです。悪霊たちは、死ぬということが神からの罰として始まり、死とは、存在しなくなることであり、望ましくないものであるという聖書のシンプルな真理を人々に信じさせまいとしています。



 わたしたちは死から救い出される必要があるのであって、エホバ神は世界を創造された時には、人間が死ぬことによって自動的に天国に行くようにはされませんでした。



 そして、悪霊たちは、心霊術によって、また、自分たちからの音信によって人々をまことの神エホバに対する崇拝から引き離して、自分たちを崇拝させています。


  わたしたちがそのようにして、悪霊に欺かれて悪霊たちを崇拝するなら、エホバ神は悪霊を崇拝している者たちを保護したり祝福したりはされません。


 かえって、さまざまな疫病によって、神はご自分の怒りを表されます。それで、今日、英国の人々がコロナ禍によって命を失っていることは、英国の人々が、エホバ神を捨てて、悪霊の神々を崇拝し、従っているためであると考えられます。


 それで、私たちは、心霊術にかかわることからきっぱり離れて、悪霊を崇拝しないようにする必要があります。聖書は、悪魔サタンに立ち向かうように勧めています。(ヤコブ4:7。ペテロ第一5:8,9)

 

 わたしたちは、悪霊にあざむかれるのではなく、聖書に示されているシンプルな真理を受け入れましょう。エホバ神は、わたしたちを産まれてきたのに最後には死ぬという空しい状況からわたしたちをキリストによって救ってくださるのです。エホバ神のそのみ言葉聖書の真理に頼って、悪霊に欺かれないようにしましょう。悪霊には立ち向かいましょう。